日本体育大学ラグビー部はこのほど、医療器具メーカーの株式会社フィットラボとスポンサー契約を締結した。「文化の日」の3日、横浜市の日体大健志台キャンパスであった締結式では、同社の黒坂輝明代表取締役社長が約百人の部員に熱いエールを送った。

　同社は2003年12月設立。黒坂社長は「うちは体力も気力も充実した会社で、業界でも伸び続けています。体育会系の人がもっと社会で豊かに幸せに生きていけるような会社をつくっていきたい」と語り、部員に向けて「3つの力」をつけるよう呼びかけた。

　「与えられた役割を全力でやること、努力を継続すること、そして、あきらめないこと。この3つの力を持つ人はどんな世界でも必ず成功します」。さらに「一度でいい、まずは１勝を」と期待し、「その努力を支えられるスポンサーでありたい」と力強く締めくくった。

　日体大ラグビー部の秋廣秀一監督は同社の支援に感謝。「今日はラグビー部監督ではなく、映画監督になって」と笑わせ、力作のラグビー部の紹介ビデオを流した。式後、ラグビー部員たちは感謝と黒坂社長の激励を胸に刻み、グラウンドでの奮起を誓った。

　日体大は秋の公式戦、関東大学対抗戦Aで4戦全敗、9日には今季好調の波に乗る筑波大に挑む。

 

＜写真は佐藤匠さん撮影＞

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